信頼性工学のおすすめ本 教科書や参考書も紹介
当記事は信頼性工学の本を探している人におすすめの本をピックアップしています。
段階・目的別に本を紹介しているので、概要を理解したい人、しっかり勉強したい人もどちらも参考にしてください。
Contents【クリックできる目次】
信頼性工学の概要を把握したい人
とりあえず「信頼性工学ってどういう風に使うの?」のように概要を把握したいならこちらの書籍がおすすめです。
製造業に入社して新入社員研修が終わったくらいの人ならおおよそ理解できると思います。
読み物形式で話が進んでいくので、机に向かって勉強するよりも移動時間などの隙間時間を利用して読むのにぴったりの本です。
この本を出版している日科技連は品質管理関係のセミナーを多く運営しており、日本信頼性学会の書籍「信頼性ハンドブック」も出版している有名どころです。
この書籍を読んでから、さらに信頼性工学や品質工学について学びたいと思ったら、以下の教科書で学習を進めたり、QC検定の受験を検討してみましょう。
機械設計の視点から信頼性工学を学びたい人
わたしは、この本「機械系設計のための信頼性設計入門」から信頼性設計について勉強しました。
機械設計の視点で信頼性設計について書かれていて設計者の人は冒頭の信頼性設計の考え方は理解しやすいです。
材料強度や疲労について信頼性工学の説明がありますが少し難しいので、中盤以降は本格的に勉強したい人向けです。
少し古い本でAmazonに中古本しかないので購入時は注意してください。
(新しい書籍がいい人は別の書籍を選びましょう)
体系的に信頼性工学の学習を始めたい人
教科書として信頼性工学の学習を始める人におすすめがこちらの2冊です。
確率・統計から始める エンジニアのための信頼性工学 - 身近な故障から宇宙開発まで -
教科書で学習するのが厳しいと感じたらQC検定を通して学習するのもおすすめです。
資格試験になるとレベル別にわかりやすく解説された書籍が増える、かつ目標が明確になるので学習効果が上がります。
→ 品質に関わる人におすすめ資格「QC検定」テキストや参考書も紹介
FMEAをしっかりと理解したい人
こちらはFMEAに特化した内容でまとめられています。
出版している日科議連出版はQCや信頼性工学の書籍を数多く出版していて安心感があります。
この本もシリーズの中の1冊です。
FMEAを理解したい人はこの本の内容をマスターすれば運用できるようになるのでおすすめです。
FTAをしっかりと理解したい人
こちらはFTAに特化した内容でまとめられています。
FTAを理解したい人はこの本のマスターすれば運用できるようになるはずです。
品質保証部門に置いて辞書的に共有して使う本
こちらの信頼性ハンドブックは高額で大型なので、個人で購入するのではなく会社の品質保証部門に共有物として置いて、部署内にて辞書的に使うのがいいと思います。